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ダイヤモンドがアフリカでよく採れる理由は?

非常な貴重な資源、ダイヤモンド。

ですが、なんとアフリカの国々が世界の半分のダイヤモンドを採掘しています。

(ちなみに
日本ではダイヤモンドが採掘される可能性はないと言われています。)

これはなぜでしょうか???

現在、順位は・・・

1位 ロシア
2位 ボツワナ
3位 コンゴ民主主義共和国
4位 オーストラリア
5位 南アフリカ共和国
6位 カナダ
7位 アンゴラ
8位 ナミビア
9位 中華人民共和国
10位 ガーナ
です。

世界で採掘されたダイヤモンドが
1560万カラット(1カラット0.2グラム)に対して、

アフリカだけのダイヤモンドのカラットは
8255万カラット

半分以上がアフリカで採掘されています。

実はこれには
ダイヤモンドが生成される仕組みと地質構造が大きく影響しています。

まず日本の場合ですが・・

ダイヤモンドは、
2000℃の高温と6万〜7万気圧という高圧の条件で

炭素が結晶化したものです。

それがマグマで一気に地表に運ばれるとダイヤモンドとして採掘できます。

この条件になるのが
地下150Km〜190Kmなのですが、

日本のマグマはそこから出て地下の浅い部分で一度止まり、

そこから再び地表に現れるそうです。

このマグマが止まった部分で温度や圧力の条件が変わると、炭素の結晶が変わり、

ダイヤモンドから
グラファイトという炭のようなものになってしまいます。

ですので、「深い部分からマグマが一気に運ばれることがない」日本の地質構造上、

ダイヤモンドが採掘できる可能性はないのです。

しかし、まれに上記の高温高圧の条件が起こった場合、

日本でもダイヤモンドが取れるときがあります。

例えば
隕石が地球に落ちた時です。

大気圏との摩擦で炭素に温度と圧力がかかると

その
隕石の中にダイヤモンドができるのです。

ただしそれはとても小さなもので、宝石として利用できるものは難しいそうです。

逆にアフリカの場合は、

昔、地中のプレート同士が衝突するような場所だった為、

@
高圧&高温の条件を作り出していた事

A地下150Km〜190Kmからマグマが一気に吹き出るような地中構造をしている事

からダイヤモンドの採掘量が世界の半分を占めているのです。

ちなみに、
アフリカで貧しい人が多い&内戦が絶えないのは、

上記のような地中構造から・・・

白金やダイヤモンド、石油の産出量が多い事が原因の1つになってしまっているのです。

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