人工ダイヤモンド(合成ダイヤモンド)と天然ダイヤモンドの違いですが、
字のごとく天然に作られたダイヤモンドか?、人工で作ったダイヤモンドか?
の違いです。⇒ダイヤモンドは、2000℃の高温と6万〜7万気圧という
高圧の条件で炭素が結晶化したものです。
これを人工で作ったものを人工ダイヤモンド
(英語ではLab-Createdと表示されている場合もあります) 、
ダイヤモンド鉱山から採掘されたものを天然ダイヤモンドといいます。
しかしまだ、人工ダイヤモンドでは小さいダイヤモンドしか作れず、
色も黒や黄色などのためもっぱら工業用工作機械などに利用されています。
また、よく天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドとダイヤモンドの違いは?との質問を
される事がありますが、ダイヤモンドとは
天然、人工の両方を含んだ全体としての呼び名となります。
ちなみに、値段ですが、
人工ダイヤモンド(合成ダイヤモンド)は天然ダイヤモンドの
数パーセントの価格となります。
例えば1カラットの天然ダイヤモンドが100〜200万円の場合、
人工ダイヤモンドの価格は1〜5万円程度となります。
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの見分け方ですが、
プロの方でもほとんど天然物と見分けがつかず、
今後技術が進み天然ダイヤモンドに近い色の物が
乱出すれば天然ダイヤの価格の暴落は必死です。
それを避けるために製造段階で
わざと不純物を混ぜ透明度を下げて製造されています。
また、人工ダイヤモンドには鑑定書がない所が見分ける基準となります。
(光の屈折、熱伝導率では見分けがつきません。)
また、今後、人工ダイヤモンド(合成ダイヤモンド)の技術が進むと・・
天然ダイヤモンドの価格が下がってしまうのではないか?との疑問がありますが・・・
水晶、エメラルド、ルビーなども人工の物が作られていますが、
天然のものの価格に影響していない為、
ダイヤモンドも天然の物は天然の物として価格を保っていくと考えられます。
(現在の人工ダイヤモンドでは窒素の影響で黄色いダイヤしか出来ない
と言われており、蛍光色もオレンジのみです。
(天然ダイヤモンドは青、紫、黄などに蛍光するものがかなりな割合で存在します。)
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