ダイヤモンドの偽物を扱っているお店は少ないと思いますが、
可能性が0という事はありません。
何十万というダイヤモンドを購入する前に、
見ておいて損はないと思います。
ぜひ勉強してから宝石を買いましょう。
まず、ダイヤモンドの代用石(偽物)と
呼ばれる物は次のようなものがあります。
ガラス、合成スピネル、合成コランダル、ジルコン、ヤグ等・・・・
このページでは素人でも簡単に見分ける事ができる方法を紹介します。
@目で見て判断する


ラインテスト・・・線を引いた紙の上に石を置きます。そしてパビリオン側からダイヤモンドを
のぞきこむとダイヤモンドは線が見えなくなる
(クラウン側から入った光線は全反射して再びクラウン側に
出て行くのでパビリオン側には光が洩れないはずです)
のに対して、他の代用石(偽物)は線が見えます。
この方法は簡単ですが、裸石でラウンドブリリアンカットでカットがEXCELENT
に限られるのが問題点です。

光にあててみる・・・光をあてて本物(偽物)かどうか調べるのですが、
宝石店の光ではあてにできません。
なぜなら宝石店の光はいわば宝石をきれいに見せる為の光だからです。
(ハロゲンランプ、白熱灯等)
なので、本物かどうか調べる時は午前中の
北窓から入る太陽の淡い光をあててください。
光を当てた時、本物のダイヤモンドであれば、
赤、青、黄色などの光に分解され、外へ出ていきます

傾けてみる・・・石を徐々に傾けてゆくと屈折率の低い代用石
はダーク・フィールドが現れます。
(合成ルチルはダイヤモンドより屈折率が高いので要注意です。)
こちらの方法も上の図が示すように
ハート&キューピット又はEXCELLENTカットに限られます。
ルーペで見てみる・・・ 拡大の倍率が高いものでみてください。
ルーペで以下の部分を確認してください。

A触ってみる
触感温度・・・ダイヤモンドは熱伝導性がよいので熱はすぐに逃げてしまい、
常に冷たい感じがします。 身につけた時に温まるのが早いのもダイヤモンドです。
この事から本物か偽物か見分けます。ただし、手の油がついてしまうのが弱点です。
くっつきテスト・・・小さな石を唇で湿らせた指の上に乗せると
ダイヤモンドはなかなか落ちませんが他の代用石(偽物)はすぐに落ちてしまいます。
息をふきかけて調べる・・・同じ温度のダイヤモンドと
他の代用石(偽物)に同時に息を吹きかけると、
ダイヤモンドは付いたキリが他の代用石(偽物)よりも早く晴れると言うものです。
(熱伝導性の良さを利用)
ただし、常に本物のダイヤモンドを持っていなければ出来ません。
テーブルに水をたらす・・・もしも、石がきれいで脂などが着いていなければ、
水滴がテーブルの上に長く留まります。
他の代用石(偽物)の場合には比較的に早く拡散します。
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