ダイヤモンドを買う時に鑑定書が必ずついてきますが鑑定書なら
世界共通どこでも通用するのでしょうか?
実は、日本の鑑定書は世界のダイヤモンドと取引所ではまったく通用しません。
なぜならば、鑑定基準があいまいな為、信憑性が乏しいのがその最大の原因です。
さらに、日本国内ではたとえ不正確な鑑定書を発行したとしても
処罰の対象にならないのです。つまり、貴方が持っている
ダイヤの鑑定書も不正確な鑑定書かもしれないとう事です。
そこで、ダイヤモンドを買う時には世界で公認されている鑑定書
GIA鑑定書、HRD鑑定書がついているダイヤモンドを買う事をおすすめします。
逆に言えば、ネットショッピングでダイヤモンドを買うにしても、
GIA鑑定書、HRD鑑定書がついていれば
店頭よりも安心してダイヤモンドを買えると言う事です。
GIA・・・アメリカ宝石学会の事。 HRD・・・ダイヤモンド・ハイカウンセルの事
ダイヤモンド鑑定書の各種名称。
@形状およびカット
カットの形状を表示。カットにはラウンドブリリアントカット、エメラルドカット等がある。
A寸法
ガードルの最大部分と最小部分及びテーブルからキュレットまでの高さを1ミリの
100分の1単位で表示します。下の図は両方ともラウンドブリリアンカットです。


B重量
電子計測器で重さを量り、1カラットの100分の1まで表示します。
ちなみに1カラットは0.2グラム。
Cプロポーション
ガードルの平均の値を100とした時、テーブルとキュレットまでの高さと
テーブル面のそれぞれの比率を表示します。さらに、ガードルの厚みと
キュレットの大きさを表示します。
Dフィニッシュ
カット後の石の表面の研磨状態(ポリッシュ)や
各ファセット面の対称性(シンメトリー)を表示します。
ちなみにファウセットとは・・・平らな面が何個もいろいろな
大きさ角度で連なった石の事を言います。
Eクオリティ
内包物や外部的特長を総合的に(大きさ・位置など)評価し、
グレートを表示します。
Fカラー
マスターストーンとのカラーの比較によってカラーグレートを表示します。
G蛍光性
紫外線長波によるダイヤモンドの反応があるものとないものがあります。
その状態を表示します。蛍光性は以下のように分類されます。
COLOR |
色 |
蛍光性は基本的にグレートに影響しませんが、STRONG(強)やVERY STRONG(鮮)の強い蛍光性を持つダイヤモンドは、オイリーと呼ばれるダイヤの表面が油でにじんだような外観を持つものあり、美しさを損なってしまいます。
|
NONE |
なし |
FAINT |
弱い青色 |
MEDIUM |
青色 |
STRONG |
強い青色 |
VERY STORONG |
鮮青色 |
Hコメント
ダイヤモンドの同一性を確認ができるような特徴がある場合に記載されます。
Iダイヤグラム
内包物は赤色で外部的特徴は緑色で、それぞれの種類、大きさ、位置
などをクラウン側とパビリオン側から正確に書き込みます。
Jホログラム
セキュリティー保持の為、GIA独自のプリント等でダイヤモンドを保障します。
Kグレーティング・スケール
クオリティグレートとカラーグレートの図表。
Kレポート番号
GIAで鑑定したすべての鑑定書のIDナンバー。
データーベースに保管され永久保存されます。 |