ダイヤモンドのカットでEXCELLENTカットの上のグレードに実は
ハート&キューピッド・トリプルエクセレント・ダイヤモンドというカットがあります。
注意しなければいけない点もありますので、よく読んで理解してくださいね。
まずは下の図を見てください


@まず、ダイヤモンドがセッティングされていない状態で、専用スコープでのぞくと、
テーブル面からは8本の矢、キューレット方向から見ると
8個のハートがはっきりと確認できるものをハート&キューピッドといいます。
ハート&キューピッドはシンメトリーが対称の時に現れます。
しかし、ここで注意しなければいけない点があります。
それは、シンメトリーとプロポーションとは違うという事です。
例えば、ガードルが基準以上に厚くてもハートは現れますから、
全体のプロポーションを判定することは出来ないのです。
ですから、カット・グレードをハートの出現で判断することは出来ないのです。
つまり、EXCELLENTカットのものはほとんどハートが見えますが、
ハートが見える物はEXCELLENTカットとは限らないという事です。
店員の人に騙されないように注意しましょう。
注)プロポーション・・・ガードルの平均の値を100とした時、
テーブルとキュレットまでの高さとテーブル面のそれぞれの比率を表示します。
さらに、ガードルの厚みとキュレットの大きさを表示します。
A次にカットの評価にあたり、鑑定書に記載された項目である
ポリッシュ(研磨状態)、シンメトリー(対称性)、
そしてプロポーション(総合評価)の全てにエクセレント評価を得ている
ものをトリプルエクセレントダイヤモンドと言います。
つまり、ハート&キュービット・トリプルエクセレントダイヤモンドは
EXCELLENTカットよりも優れたカットという事ができます。
ちなみに、ハート&キューピッド・トリプルエクセレントの
ダイヤモンドはExcellentのダイヤモンドより相場が約15〜20%高価になります。
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