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ダイヤモンドのごまかしについて

現在、ダイヤモンド販売店では残念なながらほとんど見た目をごまかしている

と言っても過言ではありません。

販売店もダイヤモンドを売らなければいけないので必死な訳です。

ではダイヤモンドにはどのようなごまかしのテクニックがあるのでしょうか?

ダイヤモンドのごまかしには・・・

@処理した石を
エンハンスト(長年業界で行ってきた業界が承認した処理)

Aトリートメント (放射線処理など業界で承認していない処理)
があります。

コーティング処理・・・簡単に言うとダイヤモンドの色の見た目

無色透明に近づけさせてしまう処理です。

具体的には、眼鏡のレンズに表面反射防止のコーティングをするのと同じ手法です。

蒸着物質(多くは弗化物)を高い真空中で加熱蒸発させて、

表面に薄膜を凝着させます。

これを見分ける方法は微分干渉顕微鏡下で剥がれた部分を見つける

という方法しかない為、店の人にコーティングしてないか?確認してみてください。


放射線処理・・・ダイヤモンドの色を変えてしまう方法です。

放射線処理はラジウム塩あるいはラドン、コバルト60の照射、

電子線加速器、なかでもファンデグラーフ加速器による着色では、

淡いアクワマリン・ブルーから帯緑青色までの色調があります。


フラクチャー詰め物処理・・・ダイヤモンドの傷の部分に

詰め物をしてクオリティを改善してしまう方法です。

詰めものは鉛含有率の高い特殊ガラスの一種が使われます。

ただし、詰め物をすると、ダイヤモンドが黄色がかって見えてしまったり、

セッティングや再カットのために高熱を加えると詰めものが溶け出すことがあります。

見分け方・・・ダイヤモンドをある角度で持つと、フラッシュ効果が表れる。

フラッシュ効果とは・・・

ダイヤモンドの分散度と含浸物質の分散度が異なるために生じる光の事を言います。


レーザー処理・・・ダイヤモンドの中の結晶をとらえるためにレーザー光線が使われます。

レーザー光線で孔を開け、内部の結晶を焼却し、

蒸発させたり、あるいは酸を流し入れて、黒い含有物を除去します。


ダブレット・・・カラットを大きくしてしまう方法です。

天然、合成にかかわらず2種の石を組み合わせてしまう処理です。

二個のダイヤモンドを上下ともに使った本ダブレット

上部のクラウン部分に本物のダイヤモンド、

下部のパビリオン部分に代用石を使ったセミ・ダブレットがあります。
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